日本寄付財団を発足して約二年、一つの区切りとして寄付研究の本を出版させていただくことになりました。
資本主義が持つ限界や課題解決の一つの可能性の追求という意味でも、『日本の寄付文化を再構築する』という目標を掲げて寄付に対する様々なアプローチをしてまいりましたが、その一つが寄付に関するシンクタンク設立(日本寄付財団寄付研究センター)でした。
https://nippon-donation.org/academic-research-on-donations/
日本寄付財団寄付研究センターでは、日本で最初の寄付研究の知的集積拠点として、国内における寄付関連研究の発展を目標に事業を行っております。
日本の寄付文化を再構築していくためには、非営利組織などによる社会貢献活動のさらなる活性化に加えて、寄付、ボランティア、社会貢献活動、非営利組織、利他心などに関する学術研究も大きく発展していくことが求められます。
信頼できる学知の蓄積は必ずや実務の活性化につながるとの強い信念のもと、全国の大学教授の皆様に協力して頂き、様々な角度から寄付文化や社会貢献に関する歴史や課題、世界の寄付分野の最新情報を深めてまいりました。
今回は一つの集大成として、日本の寄付分野の現在地を書籍により示すことができたのかと思っております。ご興味のある方は、お手に取って頂けたら嬉しいです。
日本の寄付を科学する――利他のアカデミア入門
https://amzn.asia/d/b8fccjl