Academic Research on Donations Academic Research on Donations

寄付研究センターにより運用されている"Academic Research on Donations"は
国内における寄付研究による推進と、その発表機会の創出を行う活動の公式メディアです。

  • いかにして人々をボランティアに誘うのか
    YUKA SAITO

    神奈川大学人間科学部 教授

    齊藤 ゆか

    YUKA SAITO

    いかにして人々をボランティアに誘うのか

    POINT・新たなボランティアの生成には,「人間」(個人)の願いや思いを大切にすること。・「潜在的ボランティア」は,ボランティア行動には表れていないが,何らかの活動へ参加・参画する可能性が高い。・世代・属性に応じた自己承認ニーズが高まれば,「潜在的ボランティア」が活動へ一歩踏み出し,地域で「仲間」や「居場所」を見つけ「交流」や「活動」につながる。 ※本稿は,齊藤(2018,2019,2022)に基

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  • プログラムオフィサー(PO)の役割と期待
    TAKAKO NAKAJIMA

    大阪商業大学 公共学部 准教授

    中嶋 貴子

    TAKAKO NAKAJIMA

    プログラムオフィサー(PO)の役割と期待

    POINT・「プログラム・オフィサー」は、様々な分野の助成プログラムを支える職業である。・実態調査からみえた日本のPO像は、最終学歴が大学卒が約6割、大学院卒が3割ほどと、他の職種と比較し相対的に高学歴で、他の職種での経験を有する人材であった。・POの資質として、分析的思考、関係者とのコミュニケーション力、多様なステークホルダーと事業成果を共有したり協働したりする力が重視されている。 ※本論文は、

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  • チャリティが「ふつう」である社会の歴史的な厚み
    SHUSAKU KANAZAWA

    京都大学大学院文学研究科 教授

    金澤 周作

    SHUSAKU KANAZAWA

    チャリティが「ふつう」である社会の歴史的な厚み

    POINT・イギリスでは昔からチャリティ(慈善活動)が盛んであった・イギリスで人がチャリティに取り組む姿勢は、現在の事情だけでなく、歴史的な経験の積み重なりに強く影響されている・人々がどのような社会をよしとするかによってチャリティの役割や評価は変わり得る 1.日本のボランティア活動をどう見るか――イギリスという参照点  一定の年齢以上の人は覚えておられると思うが、1995年1月の阪神淡路大震災をき

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  • 見知らぬ他者への贈与――どのような人が献血するのか
    YUI YOSHITAKE

    熊本大学大学院人文社会科学研究部 准教授

    吉武 由彩

    YUI YOSHITAKE

    見知らぬ他者への贈与――どのような人が献血するのか

    POINT・献血や臓器提供、寄付・募金は「見知らぬ他者への贈与」である。・若年献血者の減少が問題となっているが、実は東日本大震災の直後に献血に駆け付けたのは20代や30代だった!?・献血者であっても、血液の使い道について十分に知らず、「事故や怪我」の場合に使われていると誤解している場合がある。 1.見知らぬ他者への贈与  「見知らぬ他者への贈与」と聞くと、不思議に思う人もいるのではないか。日頃私た

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  • 人々は遺贈寄付をする団体をどう決めているのか
    FUMITAKA WATANABE

    信州大学社会基盤研究所特任講師

    渡邉 文隆

    FUMITAKA WATANABE

    人々は遺贈寄付をする団体をどう決めているのか

    POINT・遺贈寄付募集の研究は実務者のニーズが高い一方で、世界的にもまだ数が少ない・遺贈における寄付先を選ぶ際には、通常の寄付とは異なる判断プロセスがあると考えられる・国外の先行研究と日本国内での各種調査は、「遺贈先をどう決めるか」について概ね整合的な結果となっている 1.マーケティング論における遺贈寄付研究の現在地  寄付に関する研究はここ10年で劇的に増加しているが、遺贈寄付(遺言書による寄

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