Academic Research on Donations Academic Research on Donations

寄付研究センターにより運用されている"Academic Research on Donations"は
国内における寄付研究による推進と、その発表機会の創出を行う活動の公式メディアです。

  • ファンドレイジングにおける共感メカニズム
    TOMOHIRO SEGAMI

    横浜市立大学客員研究員

    瀬上 倫弘

    TOMOHIRO SEGAMI

    ファンドレイジングにおける共感メカニズム

    POINT・ファンドレイジングは社会的課題への理解や共感を通じての財源獲得。・ファンドレイジングの共感メカニズムには4つの構成概念が考えられる。・NPO法人において実践されているファンドレイジングを検証してみると、そこには共感メカニズムの経路を見出すことができる。 1.NPOとファンドレイジング  急激な少子高齢化に伴い、世代間の希薄化、断絶と社会的課題の多様化、複雑化が著しい。一方で、社会保障の

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  • 寄付によって生まれる恩恵と寄付者満足度について考える
    FUMITAKA WATANABE

    信州大学社会基盤研究所特任講師

    渡邉 文隆

    FUMITAKA WATANABE

    寄付によって生まれる恩恵と寄付者満足度について考える

    1.寄付が持つ「寄付者にとっての恩恵とは」  寄付は、困っている人や社会のためにすることだ。これは、寄付についてのごく普通の考え方だと思われる。寄付による見返りを期待することは道徳的に望ましくとされるばかりか、それを要求するというレベルになると、法的な問題になることもあろう。一方で、寄付という行為には、寄付者にとって何の恩恵もないかというと、そんなことはないだろう。米国はもちろん、日本においても、

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  • なぜ日本人は寄付をしないのか
    HARUYA SAKAMOTO

    関西大学法学部 教授

    坂本 治也

    HARUYA SAKAMOTO

    なぜ日本人は寄付をしないのか

    POINT・7割以上の日本人が寄付したお金がきちんと使われているのかに不安を感じている。・日本人の間では寄付を集める慈善団体に対する不信感も極めて高い。・自己責任意識が強い人ほど寄付意識が弱い。 1.日本における寄付の現状  困窮者への支援、環境保護、文化芸術振興などの様々な社会課題を解決していくうえで、寄付は重要な原動力となる。いうまでもなく、寄付は被災者や難民などのニーズを必要とする人々に直接

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  • またやりたい!と思うイベントボランティアとは?-スポーツに着目した国際比較調査からの知見-
    AYA OKADA

    東北大学大学院情報科学研究科 准教授

    岡田 彩

    AYA OKADA

    またやりたい!と思うイベントボランティアとは?-スポーツに着目した国際比較調査からの知見-

    POINT・現代社会の生活スタイルにマッチする形として、短期間で完結するボランティア活動に注目が集まっている。・7カ国におけるスポーツイベントでのボランティア活動を比較すると、国によって、活動時間数や与えられた役割に違いが見られた。・活動環境がある程度整備されたイベントでのボランティア活動は、満足度が高くなるものの、「またやりたい」という意図には必ずしもつながっていない。 1.現代社会にマッチする

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  • 非営利セクターに対する社会的支援の動向
    ーNPO法人の寄付収入の変化を視点にー
    YU ISHIDA

    宮城大学事業構想学群 教授

    石田 祐

    YU ISHIDA

    非営利セクターに対する社会的支援の動向
    ーNPO法人の寄付収入の変化を視点にー

    1. はじめにーNPOが寄付を必要とする理由   NPOは、民間企業に比べると、活動するための資金をさまざまな財源から獲得する必要がある。あるいは、さまざまな財源から資金を獲得できるとも言える。民間企業は、財やサービスを販売するマーケティング収入を主とし、活動予算を獲得する。かたやNPOはどうか。やはりNPOも同じように、財やサービスを供給し、その対価を得て活動を行っている。しかし、NP

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